営業職がAWS Certified Solutions Architect – Professionalを受験した話

営業職がAWS Certified Solutions Architect – Professionalを受験した話

Clock Icon2023.08.16

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こんにちは!営業統括本部の神野です。

先日、AWS Certified Solutions Architect - Professionalを受験して、無事合格することができました! 勉強法やそもそもなんで受験しようと思ったかについてまとめてみましたので、今後受験を検討されている方は暇なときにでも読んでいただければ幸いです!

そもそもなんで受験しようと思ったのか

私自身、2022年にAssociate資格を取得してから、資格取得には取り組んでいない状況でした。(もう1年以上前になるとは驚きです、、) 営業職がAWS認定資格4冠を取得してみた

そのような中で、社長の昼礼で「自身の能力や役割に線引きをしないこと」、「高い目標設定を行おう」というメッセージがあったことから、「業務以外でも何か目標を立てて達成しよう」という気持ちになったのがきっかけでした。 また、クラスメソッドには毎月多くの方がご入社されているのですが、そういった方の経歴やお話を聞いて刺激を感じていたのと共に、自身のスキルに対して漠然とした焦りを感じていたことも後押しとなりました。 余談ですが、クラスメソッドの営業統括本部には直近多くの方が入社しており、体制を強化しています。これまで以上にお客様に寄り添ってAWSの活用の提案ができる組織になっていきますので、クラウドやAWS周りでお困りごとがあれば、是非ご相談ください!

受験を決めてからのスケジューリング

Associate資格は取得していたこともあり、自然とProfessional or Specialtyの資格の取得を検討しておりましたが、特定の技術分野に特化するよりは様々な課題に対して解決策を提示できるようになれればという思いで、AWS Certified Solutions Architect - Professionalの取得を目指すことにしました。 勉強方法などを調べる中で、下記のブログを拝見しました。※他社様のブログですが、大変参考になりましたので引用させていただきます。

1. 試験ガイドを斜め読み
2. サンプル問題(10問)を解く。この時点で下記の基準で試験をスケジュールする。※
a. 7問以上正答 → 2週間後に試験をスケジュール
b. 4-6問正答 → 1か月後に試験をスケジュール
c. 正答3問以下 → 1か月半後に試験をスケジュール
3. 書籍が発売されているものは1冊手に取って、ざっと目を通す。
4. 試験ガイドに記載のある「試験の対象となる主要なツール、テクノロジー、概念」を確認し、わからないものについてはBlackbeltの資料を読み漁る
5. AWS Well-Architectedまたは、AWS Well-Architectedレンズを確認しておく(英語ドキュメント→翻訳を推奨)
6. ハンズオン(または、AWSコンソールで設定画面くらいは見ておく)
7. 問題集を解く(公式問題集など)

引用元:AWS12冠をノーミスでクリアできた学習法と感想

特に2番の基準がとても参考になりました。私はサンプル問題は5問の正答だったので、1か月後に試験の予定を組むことにしました。今まで自分の中で試験日を決める際の基準はあまり無く、感覚値で決めていたので、なんとなく自信をもって申込をできた気がします。

勉強法

勉強の流れとしては以下の通りです。

  1. 教本で学習する(2週間程度)
    1. 下記の教本を購入
      1. AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト - プロフェッッショナル
    2. 通勤前後を使って1週間程度でテキストを1周読み終え、週末などのまとまった時間で巻末の問題の回答と復習を行う
  2. Udemy(1週間程度)
    1. 会社のUdemyで下記のコースで過去問に取り組む
      1. 【01版】AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)
    2. 途中で、受験予定のSAP-C02を対象としていないことに気づき、1週間程度無駄にしたことに絶望する(とはいえ、試験の感覚に慣れるといった効果はありましたが)
  3. 教本で再度学習する(1週間程度)
    1. テキストをもう1周読んで、巻末の問題の回答と復習を行う
    2. 分からないサービスを公式ページやブログなどで調べて理解を深める

かなり教本だよりな勉強法になってしまいましたが、図解も多くとても分かりやすい内容で、勉強に使うツールとしてはかなり有用であったと感じました。

また、勉強をしながら日々の業務に取り組んでいると、自身が業務上担当している案件の中で、「わかること」と「わからないこと」がある程度明確になってくる感覚がありました。その「わからないこと」を担当のエンジニアに確認させてもらうことで、知識として習得することができていたように感じます。

試験と結果

試験は受験センターで受験を行いました。個人的には自宅だと、受験前の試験官のチェックが面倒なのと、集中しきれない感覚があり、基本的に受験センターで受験するようにしています。

AWS Certified Solutions Architect - Professionalの試験時間は180分と長く、問題数は75問と多いので1問当たり2分強しか使うことができません。2分強だと長く感じるかもしれませんが、設問と回答自体の文章が長いこともあり、個人的にはかなり時間に余裕がなかったように感じました。

ですので、試験自体は下記のように進めました。

  1. 一通り回答する(2時間半程度)
    1. じっくり考えすぎずにとりあえず全問を回答する
    2. 自信が無いものには見直しフラグをたてておく
  2. 見直しをする(30分程度)
    1. 見直しフラグをたてたものをじっくり考える
    2. 1で一通り回答しているため、自身の回答で矛盾が出ているところが無いかもチェックする

正確な数は記録しておりませんが、見直しフラグを立てた問題は30問弱あったため、ラスト10秒くらいまで見直しに時間をかけることなりました、、

結果はその場では表示されず、追ってメールにて送付されてくるとのことでした。

当日の夕方にメールにて結果が送付されてきました。結果は1000点満点中750点で合格のところ、793点とギリギリでの合格となりました。3時間を目いっぱい使ってかなり疲弊したため、落ちていた場合に再チャレンジできる気がしていなかったので、1回で合格できて本当に良かったと安堵しました。笑

所感

試験については、市場的にもAWSの活用が進んできていることから、組織的なAWS活用を行う上での考慮事項などに着目した問題が多かった印象です。試験範囲自体は広いですが、教本や過去問を参考に分からない部分の知識を補填していく、ということを愚直に短期集中でやるのが良いと感じました。(あまり時間をかけるとかえって忘れてしまいそう、、)

試験を受けてみての個人的な実感としては、まず目標を1つ達成することができたのは本当に良かったと感じました。それ自体が1つの成果とも感じていますが、実務上でも知識習得をしたことにより、お客様へご案内できる情報の引き出しが増えたことなどを実感しています。

営業である私自身が技術的な知識を身に着けることで、エンジニアのような動きができるようになるものとは考えていません。しかし知識習得を行うことで、お客様/エンジニアと一緒に仕事をする上でのコミュニケーションコストの削減や、お客様の課題に対して、より広い視点でご提案ができるようになるなど、良い効果が多くあると考えています。

個人的には次の目標として、今期中に下記の資格の取得を目指したいと考えています。

  • 応用情報技術者試験
  • AWS Certified DevOps Engineer - Professional
  • AWS Certified Security - Specialty

一つ一つクリアできるように日々精進してまいりたいと思います!読んでいただきありがとうございました!今後、資格取得に励む方の参考になれば幸いです!

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